私の家は騒音の総合デパートです。電車の走行音・隣人の生活音に加えて、最近では近くに建設しているビル工事の音まで加わってきました。
今まで部屋の壁・窓にいくつかの騒音対策をしてきましたが、結局、周囲からの音をシャットアウトするという意味では耳栓が一番コストパフォーマンスが高いと思います。
ただ、工事の音がめちゃくちゃうるさくて、耳栓だけでは物足りなくなってきたので、今回イヤーマフという商品を買ってみることにしました。
今回購入した商品
AmazonベストセラーNo.1
イヤーマフってのは、防寒具の耳当てのことを言う場合もあるようですが、今回購入したのは防音を目的にしたもの。ヘッドホンのように耳を覆う形状になってます。
とりあえず困ったらAmazonベストセラーを選んどけ!っていう個人的なルールで、この時点でNo.1だったPeltor X5Aという商品を購入しました。
お値段はこの時点で4,500円くらい。耳栓と比較するとお高い…。
遮音性能はNRR31dB
遮音性能の指標としてNRR(ノイズ・リダクション・レイティリング)っていうのがあります。
単位はdBで数値が高いほど遮音性能が高いです。
今回購入したPeltor X5Aはその数値がNRR31dBです。
つまり、70dB(掃除機・騒々しい街頭)レベルの音であれば、約40dB(静かな住宅地・深夜の市内)くらいに軽減されるということになります。
まぁ、数値だけみてもイメージしにくいかもしれないですが、NRR31dBは防音イヤーマフの中ではトップクラスに高いことは確かです。
また、周波数毎の遮音性能については外箱に記載されてました。
低周波数での遮音性能は弱くなっているのがちょっと残念ポイント。この点はモルデックスの耳栓のほうが優秀ですね。
遮音性能はどんな感じ?
単体で使ってみる
まずはPeltor X5A単体で使ってみると、私が今まで使っていたシリコン耳栓より明らかに遮音性能が高いです。さすがNRR31dBといった感じ。
私の部屋では工事の音・電車の走行音が一番うるさいのですが、それがだいたい40dB~50dBくらいです。
Peltor X5Aをつけると、これらの音がほとんど聞こえないくらいまで遮音されます。これはいい感じ!
ただ、隣人が床や壁を強打する「ドンッ」はまだ聞こえるかな。
これは身体に伝わってくるような振動音なので、そもそも防音することが難しいのかもしれません。まぁ、これは頻度が少ないから個人的にはOKです。
耳栓と一緒に使ってみる
完全防備と思われるイヤーマフ&耳栓も試してみます。シリコン耳栓とPeltor X5Aを一緒に使ってみると、若干遮音性能があがったかな?という感じ。
私の環境だと、イヤーマフ単体でも十分に遮音できているので、そこまで劇的な変化は感じなかったです。
この辺りは対象となっている音のボリュームや周波数によって変わってくると思います。
イヤホンとも一緒に使える
イヤホンをしながらPeltor X5Aをつけることもできます。
イヤホンのコード部分で若干隙間ができますが、まぁ問題ないかな。トゥルーワイヤレスイヤホンなら完璧ですね。
私は100均のカナル式イヤホンを使ってますが、周囲からの音がシャットアウトされて音楽がクリアに聞こえます。
使用上の注意点
ちょっと重い
遮音性能が高いだけあって、Peltor X5Aの重量は351gあります。
長時間使用しているとちょっと重い…と感じるかもしれません。
また、ヘッドバンドは多少伸び縮みしますが、側頭部にフィットさせたほうが遮音性が高まるので、それなりの締め付け感があります。
個人的には数時間程度の使用なら問題ないですが、それ以上になると耳から首にかけて違和感が出てくるので少し外して休憩しながら使ってます。
まぁ、慣れもあるかと思いますが、つけ心地を重視するならもうちょっと軽い商品を選んだほうが良いと思います。
その場合は遮音性が下がると思いますが、この点はトレードオフの関係にありますね。
睡眠時には適さないかも
Peltor X5Aはカップ部の厚みが81mmあるので、結構でっぱっています。
睡眠時に使用すると寝返りができません。っていうか横を向いて寝ることができません。
また、前述のとおり側頭部への締め付け感もあるので、睡眠時の使用には適してないと思います。
まとめ
とりあえず、最強レベルの遮音性を誇るPeltor X5Aを買ってみましたが、とても満足してます。
おそらく一般的な家庭で起こり得る騒音なら、これでシャットアウトできるんじゃないかと思います。
イヤーマフをつけると無音の世界になるので、作業に集中できますよ。