気温が下がり空気が乾燥してくる秋から冬にかけて、毎年流行するインフルエンザ。私も何度か経験したことがありますが、とにかく高熱がつらいんですよねぇ。
インフルエンザの予防法はいくつかありますが、そのひとつが加湿器の利用です。今回は、そんな加湿器について方式毎のメリット・デメリットと選び方ついてご紹介します。
なぜ加湿器はインフルエンザ予防に有効?
インフルエンザと低湿度の関係
インフルエンザウイルスは、低温・低湿度の環境を好む傾向にあります。さらにヒト側の要因として、空気が乾燥すると鼻・喉などの粘膜の防御機能が弱まるため、結果としてウイルスに感染しやすくなります。
インフルエンザ予防に最適な湿度
ある研究では、相対湿度が50%を超えるとインフルエンザウイルスがほとんど生存できないという結果が出ています。ただし、湿度が高すぎる環境では、カビ・ダニが発生しやすくなりますので注意が必要です。建築物衛生法という法律では、建築物における相対湿度は40%~70%が適正であると言われているので、この範囲が目安になってきますね。
加湿方式毎のメリット・デメリット
加熱式(スチーム式)
水を沸騰しスチーム状にして噴射するタイプです。原理はやかんでお湯を沸かすのと同じで、かなり古くからあるタイプですね。
気化式
水を含ませたフィルターにファンで送風して、水分を気化させて加湿するタイプです。
ハイブリット式
加熱式と気化式を切り替えて使えるタイプです。特に加湿したい場合は加熱式を使用し、通常は気化式を使用することで電気代を抑えることができます。
超音波式
超音波振動により水の粒子を発生させて、それをファンで拡散することで加湿するタイプです。
加湿器の選び方
広い部屋には加熱式・ハイブリット式
リビングなどの広い部屋でしっかりと加湿したい場合は、加熱式・ハイブリット式が適しています。個人的には、本体価格は高いですが機能がいいとこ取りされたハイブリット式がオススメです。
電気代を抑えたいなら気化式・超音波式
とにかく電気代を抑えたい場合は、気化式が適しています。また、超音波式も電気代は安めですし、デザイン性が高いものが多いのでちょっとしたインテリアにも適していると思います。ただし、両方式ともに加湿機能はそれほど高くなく、適度にメンテナンスも必要となりますので注意しましょう。
まとめ
今回は、インフルエンザ予防として加湿器についてご紹介しました。加湿器は、乾燥肌の対策など美容効果もありますので年々需要が高まっているみたいですね。
また、室内を加湿すると体感温度が上がるので、暖房の補助的な役割もしてくれます。ということで、加湿器は個人的にもお勧めなのですが、購入の際はそれぞれの方式のメリット・デメリットを考慮して目的に合ったものを選ぶようにしましょう。