ゴールデンウィークがおわり、もうすぐ6月になります。6月といえば「ジューンブライド」。6月に結婚すると幸せになれるというアレですね。
私が初めて結婚式に招かれたのも、友人の結婚式で6月でした。初めてのときに迷ったのが「ご祝儀」です。お祝い事で失礼があってはいけいないと思って、当時はいろいろと調べましたよ。ということで、今回は、ご祝儀のマナーをご紹介します。
ご祝儀の相場
ご祝儀の相場は、新郎・新婦との関係、披露宴に出席するかどうか等で相場が変わります。以下に各パターンでの目安を記載しますので、参考にしてください。
贈り先が親族(披露宴に出席)
兄弟・姉妹 | 3~10万円(5~10万円) |
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甥・姪 | 3~5万円(5~10万円) |
いとこ | 3万円(5万円) |
その他 | 3万円(5万円) |
- 括弧内の数値は、夫婦連盟の場合
贈り先が親族(披露宴に出ない)
甥・姪 | 1~2万円 |
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いとこ | 1~2万円 |
その他 | 1~2万円 |
贈り先が友人・職場関係(披露宴に出席)
友人・知人 | 2~3万円 |
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職場の同僚 | 2~3万円 |
職場の部下 | 3万円 |
職場の取引先 | 3万円 |
贈り先が友人・職場関係(披露宴に出ない)
友人・知人 | 1万円 |
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職場の同僚 | 5千円~1万円 |
職場の部下 | 1万円 |
職場の取引先 | 1万円 |
偶数の金額はダメ?
偶数の金額は、「割り切れる=分かれる・離れる」ということ連想させるため、ご祝儀には好ましくないと言われていますが一部例外もあります。
4万円・9万円はダメ
4万円・9万円は、「死」「苦」を連想させるため好ましくありません。ヤメときましょう。
2万円・8万円は失礼にはならない
2万円は偶数ですが、ペア(一対)と考えることもできるため失礼にはなりません。また、8万円は末広がりでおめでたい数字なので、こちらも失礼にはなりません。
10万円もOK
10万円は偶数ですが、1という奇数が入っているため失礼にはなりません。
新札を包んだほうが良い?
ご祝儀は、新郎・新婦の門出を祝うものですから、新札を用意するようにしましょう。新札は、以下の方法で入手できます。
銀行の窓口で両替
ほとんどの銀行では、両替用の記入用紙が用意されているので、必要事項を記入して窓口に申し出ると、新札に両替できます。50枚以下の少量であれば手数料もかからないことが多いです。
銀行ATMで両替
ほとんどの銀行では、両替用ATMが設置されています。両替用ATMでは、新札に両替することがきます。
郵便局の窓口で両替
民営化されてからは、郵便局(ゆうちょ銀行)でも両替してくれるようになりました。ただし、簡易郵便局など、一部の郵便局では対応してくれないこともあるので注意しましょう。
ホテルのフロントで両替
ちょっと強引な方法ですが、ホテルのフロントで両替してくれることもあります。ただ、断られることもありますので、いざというときの方法と考えておきましょう。
ご祝儀袋はどうすればよい?
ご祝儀袋の選び方
ご祝儀袋はコンビニ等で売っていますが、いくつか種類があります。主に「水切り」と呼ばれている祝儀袋を結んでいる紐に違いがあり、質素なものから豪華なものまで様々です。
ご祝儀袋がド派手なのに金額は…ということがないように、相応のものを選びましょう。水切りの目安としては、1~3万円のときは「あわび結び」「輪結び」、5~10万円のときは「金銀の飾り結び」、10万円以上のときは「松竹梅つきの飾り結び」が妥当です。
ご祝儀袋の表書き
ご祝儀袋の表書きは、濃い墨を使って楷書体で書きます。上段には、「寿」「壽」「御結婚御祝」「寿御結婚」と書くのが一般的です。下段には、氏名をやや小さめに書きます。
ご祝儀袋の包み方
ご祝儀袋の裏側は、上下の折り返しが中央で少し重なるようになっています。ご祝儀袋は、下からの折り返しが上にくるように重ねましょう。
これには、「喜びを受け止める」「お祝いのために天を仰ぐ」という意味が込められています。
まとめ
今回は、ご祝儀のマナーについてご紹介しました。私は未婚ですが、結婚した友人に聞いたところ、披露宴後のご祝儀チェックは人間模様がわかって結構おもしろいとのことでした。
そう言われると、ちょっと怖い…ですが、少なくとも失礼にならないように最低限のマナーは守りたいですね。金額はあくまで気持ちってことで…。